それは、「“人生のコンセプトが見つかった“と言われる運動会をやりたい。」という一言からはじまった。

こんにちは、ありす智子です。

今「天プロ」という天才研究家やまけんさんが主催するコミュニティで活動してます。

それで先日コミュニティメンバー向けに「天プロ学園 運動文化祭」企画を開催したんです。

 

 

結果としては、

「学校には嫌な記憶しかなかったけど、自分のままでいられるこのメンバーだったらチームワークも自然とできて、過去の上書きができた」

「”私は神!”と思っていた高校生以来で全力を出せた!遊園地のような超楽しい体験!」

「意外な自分の一面を発見できた」

「過去の記憶の認識が変わったし、そこから、本来の自分やこれからの自分の使命みたいなものの解像度が上がった!」

「このイベントに参加するのを機に、パートナーシップの強化に繋げられたのもありがたかったです。」

と、気づきと余韻を残す大好評なイベントになり!!

 

なので、ちょっと振り返って書いてみようかと。。。

 

 

開催場所は、奥多摩の廃校になった中学校を活かしたOKUTAMA+。

 

もうね、場所が最高すぎる!

エモいよーーー。

どこも写真に撮りたくなっちゃう。

 

 

けれど、「運動会」・・・。

 

「運動会」ですよ・・・。

 

天プロのメンバーはどちらかと言うと内向的で、運動音痴な私をはじめ、運動会では全く活躍できずに嫌な思い出しかない文化部出身が多い。

私も運動会の楽しみなんてお弁当くらいだったよ・・・。

 

で、あれば!!!

「文化系が勝てる運動会」「体育会系が勝てる文化祭」にしたらどうだろう?

 

と、「運動文化祭」の企画を立案してくれたのが
天プロ クリエイティブチームのアイディアマン、たまちゃん。

そして、紙大好きデザイナーいわたまちゃん。

この2人がマジで天才!

 

そして
イベント企画が好き&チームで取り組むことが目下の課題ということで声をかけてもらった私を加えて運営メンバーは3名に。

(↑たまたま色違いのピンクで揃った〜)

いや〜、2人の天才と関わって創り上げていける至福の機会でした。

 

 

と、いうことで4月から準備を開始。

ちなみに天プロで行うイベントは全て「アート型ビジネスを促進するもの」という設計なのです。

 

「アート型ビジネス」とは、
いわゆるマーケティング型ビジネスとは対極にある概念で要素をいくつか挙げてみると

・売上げよりも個性や美意識を優先し自分にしかできないことを形にする
・マーケットインではなく個性・執着・ユニークさを起点とする
・LIFE>ビジネス。まずは幸せの土台
・強みではなく執着(自分が強く動機付けられて思わずやっちゃうようなこと)を元にコンセプトをつくる

(詳しくは、やまけんさんのメルマガを読んでねー。超絶長文だけどめっちゃ面白いよ!)

 

そんなアート型ビジネスをつくるためにまず必要なのは、自己理解の解像度を上げること。

 

そもそも
自分に対する認識が間違っていたり
何が好きなのか
本当は何を求めているのか
最低限何があれば満たされるのか、

自分のことがわかってないと
個性や美意識を活かしたビジネスも
その土台となる人生も
間違って設計して

「あれ…?これが欲しいと思って頑張ってきたのに、なんか違う・・・」

って違和感を感じる結果になりますよね。

 

私もビジネスで結果を出すことに全集中して
自分の感情や個性はおさえつけて
効率や費用対効果とかばかり考えてやったら
成果は出たのに心がどんどん乾いていったので
今はこのアート型ビジネスをつくりたいなと試行錯誤中なのです。

 

 

というわけで、

今回は
過去を再体験することや
人との深い関わりで
自己理解が深まる気づきの体験ができるように、

チームでの取り組みにして、

チームでどんな競技に取り組むか、
学校感をどのように演出するか、
審査や表彰はするのかどうか、
チーム分けは、
タイムスケジュールは・・

 

等々ブレストして
アイディア出し。

 

 

で。

 

社会に出て
会社で働いたり
起業したりでビジネスをしていると、

よほどクリエイティブな職場でない限り

費用対効果を良くして利益率を上げるとか
利益を産まない無駄なことをなるべくしないとか、

そういう発想になりがちですよね。

 

だけれども、

天プロでアート型ビジネスに取り組むのに
まず言われたのは

「時間軸を変えること」だったり、
売上とか効率やコスパとか
〜じゃなければとか
色んなものを手放していくこと。
(社会不適合者になっていくw)

 

こちらの合宿は内部向けで
営利目的ではなく、

運営メンバーも
自分の個性や執着を思いっきり発揮しながら
イベントを主催する中で自己理解を深めていくので、

 

効率とか一切関係なく
一見無駄なこともやっちゃうし

グッズまで全力で作っちゃったり。

↓学校といえば生徒手帳!校章つくっちゃう!校歌も欲しいー等々。
しかもデザイナーいわたまちゃんの「好きっ!」全開のセンスにより、クオリティが高すぎるっ!めちゃ可愛っ!!!!

昔懐かしのエモいお菓子集めたり
運動会だからハチマキとか用意してみたり
藁半紙に案内印刷してみたり。

 

なんかさぁー、
この忙しない世界に生きていると
結果にフォーカスして生きがちじゃないですか。

 

何時までにおかず何品つくるぞ!とか
受験に合格するぞ!とか
今月売り上げいくらを上げるぞ!とか
毎日ウォーキングして何カロリー消費して痩せるぞ!とか。

そして結果が得られたり得られなかったり一喜一憂するという。

 

だけど本当に大事なのは今この瞬間、毎日満たされて過ごすことだよね。

 

今回は
イベントを準備するプロセスそのものが楽しすぎた!

チームメンバーとの関わりながら
遠慮せずアイディアを言い合えたり
面白い発想がどんどん出てくる様子をみられたり
可愛いデザインができていく様をみられたり
人を巻き込んでいくワクワクだったり
サプライズの共有だったり
だんだん形になっていく様子だったり

人と自然体で関わりながら
相手のすごい才能を発見しながら
プロセスを共有して
つくりあげていくということが、

私にとってものすごく満たされることなんだなーと分かり
自分の仕事でもそのように設計していきたいなと思いました。

とまあ、こんな感じで自己理解を深めていったりします。

 

 

で、5月には会場の下見をして
いよいよ最終準備段階。

校歌は作曲家のレオ君にお願いして
歌い手や演奏もそれぞれお願いして、

撮影はカメラマンのましそそちゃんに、

食事は「光の食卓」主宰のかよちゃんに、

朝のラジオ体操ダンスは
ダンサーのコリンちゃん&おっきーに・・・

という感じでそれが得意で好きな人たちに役割分担。

 

私は当日のコスプレ衣装やグッズを揃えたり。
(運営は応援団風の学ランと女教師風)

 

一方で参加者にはチーム分けを発表し
事前課題に取り組み始めてもらう。
チームごとに個性を発揮してたり
既にドラマがあったりして
エモいな〜とワクワクしながら準備してました。

 

で、

私は実は
心配性で安全安心への欲求が強いので
なるべく早めに準備を終えたりしたいのですが、

 

運営のたまちゃんは
最後の最後まで
どうなったらもっと面白くなるか
可能性を追求して
新しいアイディアをどんどん入れ込んでくるタイプ!

そのぶっこみ具合が本当に衝撃的!

一人でやってると自分の枠内のものになっちゃうけど
いい意味で枠を外してもらえた。
チームでやってるからこその効果だなー。

 

開催前日にも
新しいアイディアや変更があったり
新しく作るものができて
ダイソーやドンキに買い物に行ったりドタバタ。

 

最後の表彰を
ミニ賞状にしたいけど
ちょうど良いのが売ってなくて、
でも普通のじゃつまらん!となり、

 

じゃあ、
カードに似顔絵でも描いちゃう?

と提案。

自分の負担になるようなちゃんとした感じじゃなくて
やりたいと思えるようなラフな感じなら楽しく描けるし
似顔絵を描くプロセスは
その人の素敵なところにフォーカスするから好きなんだなと感じながら描いてたら、

 

たまちゃんが
普通の紙じゃ賞状っぽくないから
色紙をデコろうと前日にチョキチョキと切り貼りし始めたー!

前日に、マジかーーーー!

と思いつつ、

「いやいや、それだと前もって私の作業ができないし、当日にそんなデコった色紙に直に似顔絵描くのはちょっと無理!失敗できないし!」と考え、前日にミニカードに描いて行って色紙に貼るという方式を提案し採用されてホッとした。

 

ちょっとでも違和感を感じたら遠慮なく言えて、自分にストレスのない形に調整していけるのがすごい心地よくて、

あ〜私今までチームワークって
自分が本音とか言えないタイプで
我慢して全体に合わせたりって前提でやってたけど、
本当に求めてたのってこういうことだったんかなーって感慨深くなった。

もう既に開催前から感動しておる。

 

そんなわけで
6月10、11日に実際にイベントを開催したのですが

いわたまちゃん制作の
てるてる坊主もきいたのか(笑)

梅雨で雨の心配があった中
1日目は雨も降らず開催!

長くなったので、当日どんな感じだったのかは後半に続く、ということでー。

 

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